毎日がRPG

禁煙継続中。

とある地域を対象に現在一日約50件の飛び込みをこなしている。それは刺激的な日々だ。なにせ全く見ず知らずの事務所やら工場を相手に精一杯の笑顔を作って乗り込んでいく。出てくる相手は最初こちらを客と思って笑顔を作りかけたところで様子が違うのに気づき、しばらく訝しげな目付きでこちらを探りながらセールストークを聞き、途中まで聞いてこちらの正体に気づいてさらにカメレオンのように安堵・同情・嫌悪などの表情を浮かべつつ、異口同音に”もう間に合っています”というのだ。人の良さそうな商店の親父が、そこまでかと思うほどの憎悪に近い形相を浮かべてこちらに追い払いにかかる(ちなみに売り物の社会的経済的必要性はきわめて高い)。これが3たてになったりするとさすがに凹んだりする。

一方でそれはめくるめく冒険でもあって、ほとんどつぶれかけの町工場に見えたのが次回封切りの映画看板を描く工房だったり、怪しげな漢方薬局の婆さんから「あんたに大事な方角はしかじか」といったご託宣を受けたりもする。人が示す反応は第一印象からはおよそ予想がつかないということも分かる(こちらに見る目がないだけかもしれない)。

そして、このストレスフルな日々にあって何故か夕バコは意識に上ってこない。まだ、あがってこない、というべきかもしれないが。