二コレットは過剰投資ではなかったか・・・
特に変化無くガムは6〜8個/日。
というか、「なぜ禁煙を始めたか」について後悔しまくり。すでに一万円を超える資本を投下した以上後戻りもできない。バブル直後に不良債権を処理できなかった銀行トップの気持ちがいま痛いほど分かる。
この金額が禁煙断念の心理的障壁になる効果を「二コレットによる債権処理先延ばし効果」と名付けよう。
かつて自分がそうだったように、喫煙者はイライラするとセカセカとタバコを吸う。さてこの喫煙者が禁煙中にイライラするとどうなるか。無性にタバコを吸いたくなる。で、大抵は禁煙に挫折する。
が、しかし、思いだそう。タバコを吸っていた頃、セカセカとタバコを吸ってイライラは落ち着いただろうか。そうではなかった。イライラとセカセカが延々と続いただけだった。だから、実はタバコは慰めになっていなかった。
なっていなかった。なっていなかった、に違いない。恐らくなっていなかった。
仕方がない。今この瞬間に思うほど切実に必要なものではなかった。
自分の愚かさに気づく。暇でストレスの無い状況で、しっかりとニコチンを切っておくべきだった。そうして神経伝達物質の分泌を鍛えておかないといざというときに間に合わない。周りの人間の会話や足音でさえいらつく。これではまずい。というわけで、休日や家にいるときにはガムは噛まない。ストレスのかかる日中仕事場だけで噛む。そうするとガムがあるだけまし、と感じるようになるだろう。