ニコレットの噛み方 〜上前歯の歯茎と上唇の間に挟む

 以下後日とか勿体ぶってみたが、自分以外に読む人いるのか、と。まいずれgoogleロボットに発見されて誰かの役に立つかもしれん。

 で、例のガムは並のガムではない。説明書にはない新たな噛み方を見つけて以来、じつに快適な、つまり多少マシな禁煙ライフを送れるようになった。

ニコレットは普通に噛むのでは無く数回噛んだら頬の内側に張り付けてそこからジワジワとニコチンを吸収する。ここまでは取り説に書かれている。噛みタバコそのものである。上手く風味をつければ立派に嗜好品として通用するだろう。もっともそれだと禁煙補助薬にならないが。二コレット中毒にならないために、今の激しく不味いあの味は薬としては正しいと思う。正しいどころか必須かも知れない。

 さて、二コレット最大の欠点は唾液の分泌を促すこと。かなりよく出る。この唾液は二コレットのニコチンが溶けている。そのまま飲むとかなりの割合で胃や喉がやられる。取り説にはなるべく唾液を口から出せとある。インターネットで個人HPなんか見ると、実際胃や喉をやられて二コレット挫折という話がある。一方で、口から出すようにしてから問題なく使っているなんて話も。昔、大リーガーがプレー中にラクダのような勢いで唾を吐き捨てていたが、あれも要するに彼らは噛みタバコをやっていて、上記の問題から唾を吐いていたらしい。

 とにかく溢れる唾液を何とかしなければならない。しかし、自宅はともかく出先でそんな処理ができるのか。とにかく並の出方でない。地面に吐くのは躊躇がある。屋内なら論外。ティッシュで受けるのも限界がある。で、以下の方法を取る。ちなみに比較的胃は強いので胃腸や喉の弱い人の参考にはならないかも知れない。

 ではどうするか。二コレットの置く位置を工夫する。まず、なるべく口の中で唾液に接触しない位置におくのである。その場所は上の前歯の歯茎と上唇の間。ここに挟み込む。人間の口には唾液腺が4カ所あり、左右の上奥歯の歯茎の根本、舌の裏側2カ所で計4カ所。ここからなるべく離した位置にガムを置くとニコチンが唾液にとけ込むのをかなりの割合で防ぐ事ができる。ベストは前歯の上だが、置き心地があまり良くないので今は犬歯の上あたりに置くことが多い。ただそこに置いても口に唾がたまるとガムに達してしまう。だから唾が口にたまらないよう、こまめに飲み込むようにする。噛み直すときも、唾を飲んでなるべく口の中を乾かしてから噛む。

追記:さらにガムは歯茎と頬の粘膜になるべく隙間無く密着させておく。そうして入り込む唾液をブロックする。

 こうして以来、実に快適に二コレットを使えるようになった。非常に効率的にニコチンを吸収できる実感がある(笑)。ニコチンが唾液に奪われないのでガム一個の使用時間も延びる。この記事を見つけた方。お試しください。