耳鳴りの原因

ガム2個/日。ちょっと頑張ってはみたが、特に無理矢理でもなく2個を達成。ただ前回の禁煙でも経験した耳鳴りが出始めた。

前回の禁煙では耳鳴りの原因がよく分からずに嫌な感じを抱きつつけた。もともと耳鳴りを聴くことはあったので出やすいのだろう。いまではとにかく原因のあたりは付いている。コツはいきなりニコチンを絶たずに長く徐々に減らすこと。

思えばタバコを吸い始めたころ、音を聞きづらいと感じた時期があった。全体に音がくぐもって聞こえる。AV機器でサウンドに強めのノイズリダクションをかけた感じに近い。おそらく末梢血管の収縮とかで、聴覚系のどこかに機能の低下が起こったのだろう。

ところが、この状態はしばらくして解消した。音が普通に聞こえるようになった。なぜか。末梢側は機能低下しているから、これは中枢側がゲイン値をあげて感度低下に対応したものと考えられる。マイクの性能が低下したのでアンプの出力を上げてごまかしている状態。

で、ここで禁煙する。

末梢、耳、マイクの性能が徐々に回復してくる。すると、今度は低い感度に対応していた中枢に過大な信号が送られる。でてくるのはノイズやハウリング(信号の過剰増幅)の嵐である。これが耳鳴りである。・・・・ま、そう考えている。

多分聴覚だけじゃなくて他にもある。皮膚に感じたピリピリとした感覚も同じ問題だと思う。聴覚も触覚も周囲の圧力変化を感じる感覚なわけで、耳鳴りと同じように原理的には「肌鳴り」があってもいいはずだ。気づいてないだけで感覚全般に中枢-末梢の問題があるのかもしれない。タバコをやめて飯が旨いというのも、中枢側の感度が上がっているせいでより強く味が感じられるからだろう。「耳鳴り」に対する「舌鳴り」がないのは何故か。聴覚には中枢で信号の増幅が起きるが、味覚では信号の増幅がないのかもしれない。あるいは増幅の方式が違うのか。

禁煙での種々の問題は、末梢の感度と中枢の感度にギャップがあることによるのだろう。これを防ぐには末梢の感度上昇と中枢の感度調節のペースをうまく合わせてやればいいという事になる。

・・・本当か?