忘年会通過

ガム1.5個/日。忘年会を無事乗り切る。耳鳴りというか圧迫感に近い感覚が続く。急な気圧変化の時に感じるあれに似ている。ガムを噛んで多少快復。

3、4日まえからダイエットのためウォーキングを開始。正確には散歩を開始。一日3km程歩いて己の運動不足を知る。股関節前面が硬くなっていて延びないのに驚く。そのほか歩き終わって何故か腹筋に疲労を感じた。今のうちに始めて正解だったらしい。ペース、歩幅を高負荷にして行く。脚力はもろに歩き方に出る。逆にいえば脚力を要する歩き方がある。なるべくロングストライドで上下動を少なく足音を小さく。

一昨日はふたご座流星群観測を兼ねた。寒い。霜の降りる野原でじっと空を見る。世間じゃ天体観測はロマンチックに語られるが実際はハードだ。タバコがなく味気ない。大藪晴彦の「野獣死すべし」だったか「厳寒の荒野をライフル、弾薬、マッチ、毛布、塩それにタバコだけを持って渉猟する」とかいう表現があった。なぜそんなしんどい事をするかと言えば、そこに生きている実感があるからだ、とある。よくわかる。夜に屋外で過ごすたびにこのフレーズを思い出す。そこからタバコを無くすと何だか生きている実感が大きく減ってしまう。

ま、たかだか一万円のために禁煙を決意したのは俺だ。タバコの代行手段かこれに代わるフレーズを探すしかない。

今回双子座は夜半に天頂近くにあり好条件だが見上げるのが苦しい。流星は寝て見るのがセオリーだ。が、寒いので歩く事にした。思ったよりよく流れていた。しし座流星群と比べて、光跡を長く引く流星が多い。割と動きを追うことが出来る。一方流星痕が残ることは少ない。しし座流星群より突入速度が遅いのか、あるいは組成が違うか。
しし座 :爆発的に一気に燃える。太く短く
ふたご座:ゆっくりじんわり燃える。細く長く

原料の彗星が違うのだし有り得る。間違いない。

禁煙のだいたいの所は乗り切った気がする。ま、しかし百里の道は九十九里で半ばである。道半ば。残りは強めにニコチンを切ったときの喉の違和感と聴覚周辺。あと歯茎に痛み。噛みタバコで歯茎に相当のダメージがあるらしいのでそれと同じか。口腔内の粘膜はすごい回復力で再生力なのに歯茎だけがこんなにデリケートなのは何故だ。歯茎は歯肉炎から歯槽膿漏まであるのに、ほっぺの裏側はせいぜい口内炎ぐらいだ。神の手抜きを感じるのは俺だけか。